長時間机に向かうのってかなり疲れますよね。
あなたはこんな悩みを抱えていませんか?
- 「勉強してても集中力が続かない…」
- 「勉強しているとすぐ疲れちゃう!」
- 「勉強のしすぎで肩こりがひどい!」
正確には、机に長時間座るという動作によって疲労が溜まります。
初めのうちはは座るという姿勢に疲れ、慣れて長時間勉強できるようになると今度は、目や肩が疲れてきます。
残念なことに、疲れているからと言って勉強時間を減らすことはできませんよね?
そこで、今回は長時間の勉強からくる疲れを最小限にして、なるべく疲れをためない勉強法を紹介したいと思います。
◎人間の体の構造◎
実は、人間の体は座ると休むように作られています。
「人間が歩きながら進化した」というのはあなたも知っていると思います。
脳は基本的に運動することを前提に最適化されています。
簡単に言うと、マンモスを獲ることに特化しているので、立ったり、 歩いている時にこそ脳は活性化します。
つまり、座らない方がいいんですね。
立って勉強することには以下のようなメリットがあり科学的にも証明されています。
4つのメリット
立って勉強することには4つのメリットがあります。
1.生産性が46%上がる
テキサス大学の研究によると、スタンディングデスクで仕事をすると46%生産性が向上することがわかっています。
テキサス大学では、コールセンターの従業員167名を対象に2つのグループに分けて実験を行いました。
- 1.座ったままで仕事をするグループ
- 2.可変式のスタンディングデスクで仕事をするグループ
その結果、スタンディングデスクを使用したグループは生産性が46%もアップしました。(これは、電話をかけた結果の成約率を比較しています。)
つまり、立って作業をすると仕事がはかどるということです。
ただし、1点注意点があります。
スタンディングデスクは使用し始めてから1ヶ月以上経たないと効果が出ないそうです。
なので、1ヶ月は立って勉強することに慣れる必要があることです。
また、半年以上スタンディングデスクを続けると研究の参加者75%が肩こりかや腹痛などの体の痛みが減少したということもわかっています。
つまり、立って勉強すると2ヶ月以後には成績が上がり、体の調子もよくなるということです。
2.脳機能の向上
スタンディングデスクを6ヶ月使用すると、脳機能が向上するということがわかっています。
テキサスA&M大学の研究では、34人の高校生にスタンディングデスクを半年使用してもらいました。
その結果、スタンディングデスクを使った学生は脳の認知機能や実行機能が向上し、さらにワーキングメモリが高くなり記憶量が向上したことがわかりました。
これは、スタンディングデスクを使用することで前頭葉の血流が良くなったためです。
3.授業へのやる気アップ
例えば、子供を対象にした実験では立ったまま勉強するスタンディングデスクで勉強をすると子供の勉強効率は12%もアップするという結果が出ています。
検証:作業の達成度が上がる状態とは?
7歳から10歳の小学生を282人集めて、以下のグループに分け、作業の達成度を測る実験をしました。
1. 椅子に座って普通に授業を行ってもらったグループ
2. スタンディングデスクで授業を行ってもらったグループ
実験結果:立っていた方が作業効率12%UP
この結果に加えて、
グループディスカッションに積極的に参加
無駄話が減る
などの変化も見られました。
あなたはたった12% しか上がらないのかよと思ったかもしれませんが、 集中力が1時間あたり7分伸びることになります。
立って勉強するだけで、こんなに効果が高くなるのはすごいです。
また、最近では企業でもスタンィングデスクが導入されています。
グーグルやアップル、インテルなどの IT 企業を中心に導入されていて、世界中に「立って作業する」という発想が広まってきています。
私もなるべく椅子には座らないように心がけています。
この記事を書いている時もスタンディングテーブルがある場所で書いています。
本当に使える勉強法
でも、いきなり立って勉強することは難しいですよね?
勉強中は机から離れられず、部屋から出にくいシチュエーションだと思います。
そこで、オススメしたいのが、15分に1回のペースで一旦、イスから立ち上がることです。
そのタイミングでイスから立ち上がることで脳に新しい刺激が伝わり、集中力を持続させる効果が得られます。
お手洗いに行く
洗面台に行って冷たい水で手を洗う
イスから立ちがる作業ではあれば、勉強中に自然と取り入れることができますよね。
あなたは、15分に1回というペースが早いと思うかもしれません。
しかし、15分をワンセットと考え、4回繰り返せば1時間です。
脳が疲れや飽きを感じる前にイスから立つことで集中力が続くと考えれば、メリットだけです。
また、15分で区切ることで
「もう少しやれたかな」
という感覚が残るので、「早くあの勉強の続きがしたい」と思えます。
すると、スムーズに勉強に集中できるようになります。
これを焦らし効果と呼びます。
勉強のスピードを速くしたいのであれば、自分の気持ちを常時に焦らすことです。
そのほかに使える勉強法
またそのほかに使えるとしたら以下のものがあります。
- 散歩しながら英単語や日本史講義の音声を聴く
- スクワットしながら参考書を復習する
- 机の前で足踏みしながら教科書を読む
立ちながら勉強すると脳の血流がアップし、頭が良くなります。
まとめ
今回は「立って勉強すべきか」ということに焦点をおいてご紹介させていただきました。
結論としては以下です。
- 立ちながら勉強すると脳の血流がアップ
- 立って勉強すると効率UP!
- 15分に一回のペースでイスから立ち上がると良い
今日から、実践してみてください。
みんてぃあ