音楽を聴きながら勉強していますか?
私は音楽大好きで、勉強しながら聞く事もあります。
でも音楽聞いてるとテンション上がっちゃって、勉強どころじゃなくなっちゃう時もありますよね。
あとは、勉強しなきゃいけない現実を少しでも和らげるために、音楽をとりあえず聞いたり。
私が中学生の時は、Mr.childrenやBUMP OF CHICKENにハマりすぎて、、、勉強できなかったですね。
今回は、
「音楽を聴きながら勉強することのメリット・デメリット」
について紹介します。
これは私が受験生から、もっと言えば中学生のときから持っていた疑問であり、今でも受験生によく質問される内容です。
実は、私が受験生のときは明確な答えを持っていませんでした。
また、先生は何の根拠もなしに、
- 音楽を勉強すると成績は上がらない
- ケアレスミスが増えるようになる
とか、言われてきました。
そこで、 今回音楽が勉強に与える影響について分かったのでシェアします。
好きな音楽を聴くことは、楽しいし心地良いことですよね。
あなたも、心地良いことをしながら勉強をすることで、嫌で辛い勉強を少しでも軽減することができると思っているかもしれませんね。
私も、音楽を聴きながら勉強を始めていた一人です。
やる気とエネルギーを補充するために音楽を聴きながら勉強をし始めていました。
また、好きなアーティストの新曲が出るとすぐ iPhone に入れて、
「勉強するときだけ聴いて良い」
という自分縛りをしていたりしました。
3つのメリット
音楽を聴きながら勉強するメリットは3つ考えられます。
1.気分が高揚し勉強が楽しくなる
好きな音楽は気分を高揚させる効果があります。
勉強になかなか気が向かなくて沈んだ気持ちになっているときも、音楽を聴くことでテンションをアップさせ、やる気とエネルギーを湧き上がらせる効果が期待できます。
また、明るい音楽は眠気覚ましにも有効です。
2.リラックスして勉強できる
音楽のリラックス効果によって、心地よく勉強に取り組める場合もあります。
この方法は医療現場でも実践されています。
例えば、国内外問わず多くの手術現場では、執刀する教授や助手の看護師がリラックスしてオペに臨めるよう音楽が流されています。
3.雑音をシャットアウトする
音楽を聴くことで周囲の話し声や雑音を遮断でき、勉強により集中できる環境をつくれます。
この現象は音楽の「マスキング効果」と呼ばれています。
3つのデメリット
音楽を聴きながら勉強するデメリットは3つ考えられます。
1.音楽に気が散って集中できない
長所のところに集中できると書きましたので矛盾しているのですが、暗記系には音楽はかなり不向きです。
また音楽に頭が行き過ぎて、全然集中できないことも多々あります。
そのようなときは、音楽を聴かないほうが良いでしょう。
特に歌詞があるような曲は集中しづらい気がします。
ですので、洋楽などの集中しなくても聴けるようなものや楽器だけのインストゥメタルが良いでしょう。
私は自分の好きな曲を聴いているときが一番集中できるので、特に関係なく流していました。
2.自分の声が聴こえないので暗記能率が落ちる
単語帳などの暗記もののときは絶対に音楽を聴いてはいけません。
音楽ではなく、リスニングCDを聴くようにしましょう。
リスニングCDがない場合は、自分の発音した声を聴くようにしましょう。
暗記ものはどんな音楽でも能率が落ちると思います。
自分の発音を確かめる意味でも、音楽を聴かずに集中して覚えたほうがいいでしょう。
3.入試本番は音楽は存在しない
ギアをあげるために音楽を用いるのは別に悪いことでも何でもないと思います。
ただ、音楽がないと全く集中できないとなるととても問題です。
なぜなら入試本番は音楽が存在しない静かな状況下で試験が行われるからです。
ですので、音楽を用いない環境でも集中できるクセをつけておき、入試本番の音楽のない状況で最も実力を発揮できるようにしておきましょう。
音楽を聴きながら勉強がNGな理由
あなたが上記のメリットを感じて音楽を聴きながら勉強しているならすぐにやめてください。
なぜなら、音楽はあなたが勉強をする時に基本的には悪影響しかないからです。
あなたは
- 「勉強するとき音楽を聴いた方が集中できます」
- 「クラシックを聴くと集中できます」
というかもしれませんね。
しかし、音楽を流さずに勉強した場合と音楽を流して勉強した場合を比べると、音楽を流さない方が記憶の定着率もいいということが証明されています。
◎検証:記憶力が低下してしまう状態とは?
5つの状態で被験者に掲示したものを暗記させる実験を行いました。
- 1. 静かな環境
- 2. 好きな音楽を聴く
- 3. 嫌いな音楽を聴く
- 4. 変化する音が流れている
- 5. 変化しない音が流れている
◎実験結果:次の3つ状態で記憶力が低下
- 2. 好きな音楽を聴く
- 3. 嫌いな音楽を聴く
- 4. 変化する音が流れている
つまり私たちは曲のジャンルや好き嫌いに関わらず、「音楽を聴く」という行為は作業効率を下げてしまうことがわかってしまったのです。。
なぜBGMを聴くと効率が下がるのか
これは、目の前の作業とは関連がない音が耳に入ると、あなたの脳はついそちらの方へと引き寄せられ、メロディやリズムのパターンを理解しようと頑張ります。
このとき脳は2つの情報 ( 勉強と音楽 ) を同時に処理しなければならず、負担が増えすぎたせいで勉強の効果が下がります。
当然の結果とも思われますが、この実験結果からみると、図書館などなるべく静かな環境を選んだほうが良いです。
そして、ある程度のざわざわとした音は環境音となり集中力を高めてくれる効果があるので、静かなカフェなどでの勉強もオススメです。
今回の例から、ながら勉強は効率が落ちる、ということがわかりましたね。
音楽をリラックスの道具として勉強の合間の気分転換や寝るときに聴くのは脳に良いです。
本当に使える勉強法
そもそも、周りの音が気になってしまうのは、
「周りの音が気になる→集中できない」
のではなく、
「集中できていない→周りの音が気になる」
という要素もあると思います。
基本的に音楽は勉強の敵ですが、音楽を使って勉強効率を上げる方法が1つだけあります。
◎ミュージック・ウォームアップ◎
あなたはこれから以下の手順で音楽を聴いてください。
- STEP1 勉強の10 分前までに好きな曲を聴く
- STEP2 音楽を止めて勉強を始める
- STEP3 勉強の休憩中にまた好きな曲を聴く
この繰り返しで勉強すれば、音楽のメリットを最大限に活かせます。
勉強の直前まで好きな曲を聴いたせいで気分が上がり、その勢いを保ったまま勉強に取り組めるからです。
無音がつらい人はこちらを聞いてください
そんなこと言われてもいきなり無音で勉強するのは気持ち悪い。。逆に集中できない。。
という方は「自然音」を聴いてみましょう。
自然音とは「鳥のなき声」や「川や風の音」など自然の中で聞こえてくる音のことです。
「さっき音楽は作業効率を下げるって言ってたじゃん」と思うかもしれませんが、この「自然音」だけは人間の注意力を上げる効果がみられたそうです。
脳の注意力を上げる「自然音」
自然音は人間の集中力を程よい集中に保ってくれると言われています。
脳はリラックスしすぎると集中力はなくなりますが、逆に集中しすぎると緊張状態が続き疲れやすくなってしまいます。
全力疾走したらすぐに息切れしてしまいますよね。
長く走るには速すぎてはいけない、でも歩いていてはいつまで経ってもゴールできない。
それを程よいペースにしてくれるのはこの自然音というわけです。
実際に自然の中で勉強することができれば良いですが、今はアプリなどでも手軽に自然音を聴くこともできますので是非試してみてください。
以下がおススメ
まとめ
今回は「勉強中に音楽は聴くべきかどうか」ということに焦点をおいてご紹介させていただきました。
結論としては以下です。
- 勉強中に音楽はいらない!無音で勉強しよう。
- 音楽は勉強する10分前に聴いてモチベーションをアップ!
- 無音は辛い。勉強するとすぐ疲れてしまう。という人は「自然音」を聴こう!
どうせ勉強するなら効率よく勉強したいと思いますし、自分の好きな曲がその役に立つなら使わない手はないですよね!
あなたも上手に音楽を使って効率よく勉強を進めていきましょう!
今すぐ、取り入れてみてください。
みんてぃあ