天才のマネをしてもうまくいきません
- うわさの勉強法を試しても成績は上がりません
- 本に書いてある勉強法を試しても成績は上がりません
それって、私からすると勉強ができないのではなく、ただやり方が悪いだけかもしれません。
万人に効果のある勉強法は存在しません。
大事なのは、あなたの性格にあった勉強法を見つけることです。
あなたの欠点も逆に活かして、効率もやる気もアップする勉強法をシェアします。
万人に効果的な勉強法はない
人間の性格はひとりひとり違いますよね。
例えば、ぽっちゃりした女性が好みの男性は、モデルみたいにすらっとしている女性に出会っても、心はときめきません。
勉強法も同じです。
万人に効果のある勉強法なんて存在しません。
だから、あなたがTwitterやインスタで紹介されている“E判定から逆転合格しました”という勉強法を真似しても、あなたの成績が上がるとは限りません。
なぜなら誰かがうまくいった勉強法が他の人全員に使えたら、
同じ人間=大量生産されたロボット
だと思いませんか?
人間は十人十色、それぞれ違って当たり前です。
だから、勉強法も人それぞれと言うことです。
自分の性格にあった勉強法
あなたの性格にあった勉強法を見つけるには、まずは自分のことを知らなくちゃいけなません。
お金をあげると言われてやる気がでる人もいれば、お金で釣られるのはプライドが許さないという人もいます。
なにがきっかけでやる気がでるかは、ひとりひとり違います。
簡単な性格診断テストを用意しました。
自分の性格をチェックしてください!
あなたがどのタイプに当てはまるのかチェックしてみてほしいです。
1.完璧主義タイプ
- 教科書や問題集は、1ページ目から順番にやっていかないと気が済まない。
- わからない問題があると気になってさきに進めない。次の問題に取りかかった方がいいのはわかっているんだけど、考え続けてしまう。
- 自分の決めたノルマをきっちり消化しないと落ち着かない。
2.要領がいいタイプ
- ものごとをうまく処理できるので、短い時間で成果を出せる。
- 結果を求めすぎるあまり、内容の理解が浅い。
- なんでもテキパキこなすけれど、ひとつひとつがとっても雑。
3.自己中心タイプ
- 自分のやりたいことには、寝食を忘れて熱中できる。
- 嫌いな科目の勉強は絶対したくない。
- 気分がのらないときは、なにもしない。
4.指示待ちタイプ
- 向上心が乏しいので、「なにがなんでもこの資格をとってやる」という熱意にかける。
- 言われたことはきちんとやるまじめさがある。
- 自分で勉強方法を考えたり、計画を立てたりするのが苦手。
自分の性格に合う勉強法
勉強では、面倒くさがらずにいろいろな方法を試してみるのが大切です。
ダメだったときには、別のやり方に変えればいいです。
まずいのは、効果が出ていないにも関わらず、ひとつの勉強法にこだわることです。
勉強のやり方をコロコロ変えるのもよくないけど、結果がでないとわかった場合には、すみやかに別の方法へシフトしたほうがいいです。
勉強法がいくつかある場合には、はじめからひとつに絞らずいくつか試してみてください。
例えば英単語を覚える場合だったら、
次の2つの方法を両方ともやってみる。
- 1日2ページずつ覚える。
- ページ数は決めずどんどん進める。それを何度もくり返す。
どちらの勉強法が覚えやすいかを試して、うまくいった方を採用してください。
片方だけでは、その方法が自分にあっているかどうかはっきりしないですよね。
選ばなかった方が実はあなたにはピッタリだった、なんてことがあるかもしれないです。
勉強は継続が大切です。
自分の性格にあう勉強法を見つけられれば、学習はスムーズに進むし、成績は自然と上がります。
自分にピッタリの勉強法を見つけられるかが、勉強の成果を分けます。
性格タイプ別勉強法
では、先程の性格タイプテストで4つに分けた性格タイプべつにおすすめの勉強を紹介します。
完璧主義タイプ
このタイプは、コツコツ積み上げていくのが得意な半面、要領が悪くて勉強に時間がかかってしまいます。
まじめな努力家だからこそ、ひとつのミスが気になってしかたがないです。
●合計点主義者になる
完璧主義タイプは「合計点主義」という考え方を取り入れるといいです。
たとえば大学入試では、全教科100点をとる必要はないです。
理数系が満点なら、文系科目は30点そこそこでも構わないです。
受験では、「数種類のテストの合計点が〇〇点以上なら合格」というように、合格ラインが設定されていますよね。
合計でこの点数を上まわればいいです。
完璧主義タイプは、この「合計点数で勝負する」という考えを身に付けてほしいです。
●優先順位をつける
完璧主義タイプは、ものごとを順番にこなしていくのが好きです。
本を読むときには、1ページ目から1行も抜かさずに読んでいくことです。
だけど、参考書の勉強本は、はじめから最後まで読む必要はありません。
自分が知りたいところだけに目を通せばそれで十分です。
その代わり、必要な部分はページがすり切れるほど、何度もくり返し読んでください。
そして、自分のものにしてください。
この「一部熟読法」なら時間を大きく節約できます。
勉強に優先順位をつけるということです。
●わからないときは、早めにあきらめる
完璧主義タイプは、わからない部分があると、その場所を離れられません。
いつまでも考え続けてしまいます。
もちろん、ものごとを深く考えるのはとっても大切なことです。
しかし、勉強に関しては早めにあきらめたほうがいいです。
悩んでいるのは、脳みそをフル回転しているように感じますが、実際には脳はそれほど活発に動いていないということが脳科学の研究でわかっています。
ある程度考えてわからない場合には、だれかに聞いたり、答えを見てください。
「考える時間は〇分まで」と決めておくといいです。
効率よく勉強するのはズルくないです。
試験で結果をだせればいいですからね。
2.要領がいい
「どうすれば少ない労力で大きな結果を出せるか」を常に考えているこのタイプは、短期間で結果を出すです。
なんでもテキパキこなすその姿は一見すごく感じるけれど、よく見ればひとつひとつがとっても雑になりがちです。
スピードを意識しすぎるあまり、ミスが目立ちます。
●普段の生活からミスには気をつける
要領がいいタイプは、ミスに対する認識がとっても甘いです。
その甘さは、チョコレートを口に含んで、ストロベリーシェイクを飲むくらいです。
このタイプは、たとえテストでミスをしても
「テスト中にもっと集中していれば、こんなミスはしないもん」
とあまり反省しません。
だけど、テスト中に集中していない人なんていません。
もし集中できていないのが本当ならば、それが本来の実力です。
つぎのテストでもきっと集中できないし、同じようなミスをくり返します。
まずは「ミスに気をつけるのは試験日だけでいい」という考えを改めてください。
日常の生活でもミスを減らす努力することです。
普段の勉強から、まちがえたり、不安だったりするところには、しるしをつける。
自分のミスの原因がどこにあるのかを見える化しておくのが大切です。
間違えた問題はなんどもくり返し解くなど、勉強には日常的に自分にきびしい姿勢で臨んでください。
●本当にわかっているかを確かめる
要領がいいタイプはなにごとも早合点しがちです。
常に前に進んでいないと落ち着きません。
わかったと思っていても、実は表面的にしか理解できていないことはよくあります。
学んだことをだれかに説明するなど、自分が本当に理解できているのかを確認してください。
話し相手がいないときには、ひとりごとで構わないです。そのへんにある人形や写真に向かって説明してみるだけで十分効果があります。
3.自己中心タイプ
自分の好きなことには集中するけど、嫌いなことからはどこまでも逃げるのが自己中心タイプです。
好きな教科はあきずに勉強するが、嫌いな科目にはいっさい手をつけようとはしません。
●友人を誘って勉強会をする
自己中心タイプは、気分がのっているときにはいつまでも勉強できます。
長所をどこまでも伸ばせるその性格は、社会に出たあと重宝されます。
その半面、試験などの平均点を見られる機会にはめっぽう弱いです。
このタイプはひとりで勉強するのではなく、定期的に友人を誘って勉強会をひらくといいです。
強制的に不得意分野と向き合う時間をつくるんです。
勉強会では、得意分野を教える代わりに、
不得意科目を教えてもらう。
そうすれば自分の欠点を補うことができるし、人に教えることで自分の知識の再確認ができます。
得意な人から学べば、苦手な科目のおもしろさに気づくかもしれないですよね。
●試験当日までの日数をカウントダウンする
自己中心タイプは、気分にムラがあるので、試験当日にコンディションを合わせるのが苦手です。
強制的に気分をもり上げるために、カレンダーにXじるしをつけて、本番までの残り日数をカウントダウンしてください。
数字が減っていくのを毎日眺めていれば、自然とテンションが上がっていきます。
4.指示待ちタイプ
指示されたことは努力するけど、向上心はいまひとつです。
なにごとにも受け身で、積極性にかけるのが指示待ちタイプです。
●きびしい師匠を見つける
指示待ちタイプは、「ああしろ、こうしろ」と手とり足とり教えてくれる教室に通ったり、信頼のおける人に先生になってもらったりするといいです。
向上心が乏しいので、勉強をするときには「なんのために勉強をするのか」という目的をはっきり意識してください。
●とりあえず優秀な人のマネをする
指示待ちタイプにおすすめなのは、「うまくいっている人のマネをする」という方法です。
自分より忙しいのに勉強と両立させている人がいたら、積極的に「どんな方法で勉強しているの?」とたずねてください。
「なるほど!」と思える方法を教えてもらえたら、自分も同じことを聞いたとおりにやってみてください。
勉強法を自分で工夫するのが苦手なこのタイプは、他人のアイデアを借りるのが手っとり早いです。
まじめで、指示されたことはきちんとやり切れるから、きっとうまくいくはずです。
その結果、手応えを感じられたら「自分はもっとできるのでは?」と欲がでてくるはず。
ちいさな成功体験を積みかさねていくことで、そのさきに「指示待ちタイプの進化系」が見つかるかもしれないです。
以上で、性格タイプ別の勉強法を紹介しました。
まとめ
以下に性格タイプ別の勉強法をまとめておきます。
1.完璧主義タイプ
- 合計点主義者になる
- 優先順位をつける
- わからないときは、早めにあきらめる
2.要領がいいタイプ
- 普段の生活からミスには気をつける
- 本当にわかっているかを確かめる
3.自己中心タイプ
- 友人を誘って勉強会をする
- 試験当日までの日数をカウントダウンする
4.指示待ちタイプ
- きびしい師匠を見つける
- とりあえず優秀な人のマネをする
ぜひ、参考にしてみて!
みんてぃあ